ガラスコップ、種類として様々なタイプのコップがある。
ワイン用のグラス、ロックグラス、ショットグラス、タンブラー用、
ビアグラス、カクテル・ブランデーグラス、ほか。
コップを主体とした被写体。
撮影するのになぜ難しい被写体となっているのか。
透明感、立体感、質感をうまく表現する事が難しい。
ライトのセッティングの難しさ。
その為に、撮影する時の注意ポイントは、
撮影用の照明を使う時は、
商品の後ろから光を当てる。(逆光の状況)
そして手前側は、レフ板で光沢感や質感の雰囲気を出す。
商品の後ろ側と手前側の明暗差が出るようにする。
(透明感が強調される写真になります)
逆に順光だと、燻んだように見えてしまう。
逆光で撮影したワイン用のグラス
写り込みはうまく消せている状態ですが、ガラスの艶感やコントラスト感が弱いような感じの写りになってしまっている。
逆光で撮影した時の光源の配置。
左側の後ろ側に光源一つ。アクリル系のイスの後ろ側から光源を照らしているのが一つ。
順光で撮影したワイン用のグラス
立体感と質感は出ているようですが、写り込みが完全に消えていません。
解消策として、
1.ワイン用のグラスは、全体的に丸みがあるので全方向からの写り込みがあり、これを防ぐのは、かなり難しいのですが、ワインのグラス全体を白い用紙で覆うように囲んで撮影をします。撮影部分の前方向については、うまく画像処理をする方法で進めます。
2.画像処理ソフトで写り込んでる箇所を修正をする
3.PLフィルターを使って写り込んでいる部分をある程度軽減する。
ワイングラスPLフィルターなし
ワイングラスPLフィルターあり
フィルターありの方は、若干明るく、写り込みが薄くなっています。
写り込んでいた画像を修正したものです。
画像処理ソフトはフォトショップを使用。
透明なコップを切り抜きする場合は、
商品の輪郭(背景との境界)を美しく、くっきりと見せる為に
黒い輪郭が出来るように商品の形に黒い画用紙を商品サイズより少し大きめに切り抜き、切り抜いた画用紙の中に商品を入るようにセッティングをして撮影をします。
黒い画用紙は、商品の背面くらいに位置するところに置くと、切り抜いた画用紙がコップに写り込んでくれます。
なぜ、コップの輪郭を出す為に黒いラインが入るようにするのかは、
被写体のエッジが明確なる事と商品のコントラスト感がつき透明感が強調される。