ミニカを主体とした被写体。
撮影するのになぜ難しい被写体となっているのか。
ライティングの光が当たる角度でボディの色、写り込み、影の出来方が様々に変化してしまう難しさ。
実際の撮影について
逆光での撮影だと、影がミニカの手前に来るので奥行きを感じる。
順光での撮影だと、影がミニカの奥に行ってしまいのっぺりとした印象になる。
この二つを実際に検証した結果については、
順光での撮影画像。
順光撮影だと前方向からライトが当たっている分、少しメリハリ感に欠けるような写りになってしまっていますが標準的な綺麗な撮影になっています。
順光をイメージした被写体に対してのライティング。
逆光での撮影画像。
逆光撮影は、後方からライトが当たっている分、明暗の強弱がきちんとついていてメリハリがあり、質感のある撮影になっています。
この写真の撮影では、前方が暗く感じますが、前方向からライトを当てる事で解消されます。
逆光をイメージした被写体に対してのライティング。
ライティングの角度調整は、結構重要ポイントになります。
1.ボディの色もマットな感じの色になったり、コントラストの高いメリハリの効
いた色になったりします。
2.フロントやサイドのガラス面も写り込みや影の入り方が変化します。
3.ミニカの影の部分がライトの光の影響で、硬調な影になったり、軟調な影にな
ったりします。
ライティングの角度の影響で、影の出来方が違うのでミニカのイメージにも
影響が出ます。
4.ミニカ撮影をする場合、近くに寄りすぎてしまうと、ミニカ本体の形が歪んで
しまうので撮影する時には被写体から少し距離を置いて撮影すると本来の形
で撮影する事が出来ます。
サンプルとして、被写体に寄り気味での撮影をしたものです。
寄りすぎてしまうと、少し歪んだ撮影になってしまいます。
この場合は、望遠レンズを使い、少し距離を離して撮影すると本来の形で撮影する事が出来ます。
下記の画像は、ライティングの角度調整を変えて撮影した画像サンプルです。
ライト(光源)の位置を色々と変えただけで、被写体の表情はこれだけの変化をもたらします。