商品撮影挑戦中!

毛糸製品等の撮影について

柔らかく、ふゎっとした商品の質感や形を表現する。

撮影するのになぜ難しい被写体となっているのか。

商品の置き方や、光源の位置関係によっては、商品の風合いがうまく表現できないから。

(反射する被写体ではないので、実際は簡単そうですが、意外とシンプルな故

 に表現として伝える為の撮影は難しい部分があります。)

サンプル素材として、ニット帽を使用しています。

A
B

Aのサンプルは、ニット帽の中に何も詰め物をしないで撮影した物。

膨らみがなくペッタリとした感じになってしまい柔らかく温かみのある感じがしません。

Bのサンプルは、ニット帽の中にテッシュペーパーを丸めて詰め込んでふっくらとした感じを出した感じにして撮影した物。

やはり膨らみがあると、柔らかく温かみのある感じがします。

AとBについては、ちょっとした違いではありますが、このちょっとした違いが、被写体として表現する時の大きな差となって伝わってしまいます。

上記の写真サンプルは、部分のアップ写真です。

光源を上部からとややサイドよりの位置から光を充てることでニット帽の繊維の質感をしっかりと出してくれます。

被写体(ニット帽)のバックとなる背景色等も暖かみのある色と組み合わせる事で、ニット帽の柔らかみも一層引き立つと思われます。

毛糸製品ですと、バリエーション豊かな色が用意されていると思われますが、

単色、特に白や黒一色のよう商品を撮影するときは注意が必要になります。

白(単色)の場合ですと、カメラ側で商品が明るすぎると判断し全体的に暗く撮影されてしまいます。

逆に黒(単色)の場合、商品が暗すぎると判断し全体的に明るく撮影されてしまい引き締まった黒ではなく浅い感じの黒で撮影されてしまいます。

白や黒のような単色系の商品を撮影するときは、あらかじめカメラの露出の設定を適正値に設定しておくことが必要になります。