銀のスプーンやフォークやナイフや皿を主とした被写体
撮影するのになぜ難しい被写体となっているのか。
光沢系の商品になるので、余計な光を反射させてしまう。
どのように撮影をすれば、魅力的な被写体として表現出来るのでしょうか。
それは、光をコントロールする事です。
光をコントロールする上で、写り込みを完全に無くす事が出来ない部分もありますので、その部分についてはフォトショップで修正をかける事になります。
銀製品の背後に高い位置からライト(光源)を置き被写体を照らします。
銀製品(被写体)とライト(光源)の間に白いトレーシングペーパーを一枚嚙ます事で、光が調節されて被写体がシックな感じの光を放つような表現になってきます。
ライト(光源)の角度を様々に変えて調節すれば、被写体に対する影の入り方も変わり、印象は、大きく変わってきます。
銀食器製品は、光沢感がある明るく見える部分とシャドー側の陰影を、光でうまくコントロールしながら、撮影をすると、より重厚感のある表現が出来ます。

ライトの光で白く写っている部分をうまく活かしながらシャドー部分との陰影を活かしながらコントラスト感を出しています。後、上部に写り込んでいる箇所はフォトショップで修正をかけていきます。


光源に白い用紙を一枚被せる事で光が拡散し、金属の質感も柔らかいイメージに仕上がりました。


デフューザー有り無しの
24mm〜70mmのレンズで撮影した被写体です。
被写体に彫られているのですが、彫られている文字をしっかり出す為には、F値も11前後で、フォーカスする場所も被写体の中心でとるようにする事も以外と大切な要素です。