菓子袋や透明な袋に入ったキャンディやクッキー等を主とした被写体
撮影するのになぜ難しい被写体となっているのか。
お菓子系のビニールを素材とした袋は凹凸感が激しい為ランダムに乱反射をするので、テカリを完全に無くして撮影する事が難しい商品です。
テカリを軽減する方法を探していきます。
ビニールを素材とした袋の質感を残しつつ、商品の良さを引き出す方法やコツについて。
- ボリューム感の強調。
- 袋の隅々が膨らむように形を整える。
- テカリの写り込み回避。(レフ板を利用し光を遮る、角度を変えてみる、照明の位置の移動等)
透明なビニールパッケージに入ったキャンディ等を撮影する場合。
白いアクリル板の上に商品を置いて撮影する方法。
ライトの当て方。
基本は、ライトは上から照らすがパッケージものの撮影のライティングの基本。
上からライトを当てる事で、袋の中まで光が注がれ、余計なところがテカらないようになる。
上の写真は、露出を1段階上げて撮影しています。
テカリの部分は微かにありますが、これぐらいの感じがリアルさが表現出来て良いと感じます。
下の写真は、露出を2段上げて撮影したものです。
全体的なボリューム感もなくなり、テカリの部分も飛びすぎた感があります。
この状態で、白い薄い用紙を光源に一枚当てる事で、光が軽減され、質感やテカリの部分がある程度解消されます。
このような袋に入った商品を撮影する時には、袋の形や見栄え等を含め、袋に入った商品そのものの見せ方には注意する必要があります。
この写真撮影については、
白いアクリル板に飴が入った袋を置いて、白いアクリル板の下からライト(光源)を当てる事で、より、袋の透明感を出した感じの撮影になっております。