パール系の撮影は、商品自体が球体という事もあり、写り込みの部分そして、色合いも1つ1つが微妙な色の違い等があり、大変難しい被写体の1つです。
写り込みの部分については、
球体なので、写り込みを100%無くして撮影する事はほぼ不可能です。
どのように、撮影を考えて行くか。
- 極力写り込まない環境をセッティングする。
- 写り込んだ部分をうまく利用する。
写り込みについては、この2つがポイントになると思います。
パールを撮影する時には、必ず何かが写り込んできてしまうので、
写り込んだ物が何かを確認して、気になる場合は写らないようにして行くことが大切になってきます。
2番目の写り込んだ部分をうまく利用する。とは、
ライト(光源)を使って撮影する場合は、必ずパールの部分に光が写り込んでくるのでその光をうまくパールが輝いているように見せる事もパールを撮影するにあたり、1つのテクニックとして覚えていてもいいかもしれません。
色合いについても、パールは微妙な色合いの輝きの上、辺りの色等も吸収するので、色加減の難しさがあります。
カメラ側のホワイトバランスをしっかりと整えることが重要になります。





Aはイメージ用として撮影したものです。
Bは光源を左上方から当てて撮影したものです。
パールの左側にライトの球体が出来ています。
Cは光源を左右上方から当てて撮影したものです。
パールの両側にライトの球体が出来ています。
Dは、Bの画像を明るめに色味を少し暖色系に修正をしたものです。
パールの球体の光は、キャッチライトのような入り方をしていますが、ライト側に白い用紙を被せる事で、デフューズ効果は生まれ、光を柔らかめにパールの方に入れる事も可能です。


AとBの比較画像。
これは、Aは、パールの下側が、白い台座が写り込んでいる状態のサンプル。
Bはパールの下側が写り込んでいない状態のサンプル。
この写り込みについては、パールと下の台座の距離を離して撮影する事で解消されると思います。