フィギュア(人形)を主体とした撮影。
フィギュアは反射する商品ではありませんが、アングルやポジショニング、又はライト(光源)の位置関係によっては、被写体の見え方が全然変わってきます。
ここでは、カッコよくインパクトのある撮影についてどのような方法があるかを検証と共に結果についてどれだけ、フィギュア(被写体)がカッコよく表現されているかを見ていきましょう。
アングルとポジションについて簡単に説明をしていきます。
アングルとは、水平方向に対し、カメラを傾ける角度となります。
カメラを上に煽って撮影する場合は「ローアングル」
カメラを下に向けて撮影する場合は「ハイアングル」
ポジションについて、
ポジションとは、カメラの高さや方向。(位置の事です。)
ポジションの位置についての基準は曖昧な部分はありますが、
人の目線をアイレベルで考えた場合、
目線より上気味から撮影する場合は、ハイポジション、
目線より下気味から撮影した場合はローポジション。
アイレベルは、目線と同じなので、写真自体の安心感はありますが、面白味に欠ける作品になってしまう可能性もあります。
ハイポジションは、広範囲を見渡せる感覚での撮影が可能になります。
ローポジションは、地面に近い位置からの撮影になるので、普段の撮影とは違う印象を変える事が出来ます。



Aは、水平アングルでアイレベルでの撮影。
Bは、ローポジションでローアングルでの撮影。
Cは、ハイポジションでハイアングルでの撮影。
この6種類をうまく組み合わせて撮影する事で、フィギュアのカッコよく撮影する幅が広がります。
ローポジションとローアングルでの組み合わせ効果について、
低い位置から見上げるような角度で撮影をします。
効果としては、スケール感のあるダイナミックな撮影が出来ます。
フィギュア等では、力強さが出ます。
ハイポジションとハイアングルでの組み合わせ効果について、
高い位置から見下ろすような角度で撮影をします。
フィギュア等では、輪郭を強調する効果があります。