立方体や、直方体の箱は、撮影の仕方によっては、形が歪んで見えてしまったり、光の当たり具合によっては、立体感が左右されたりしてしまうので、明るさを確認しながら光の位置を決めて撮影をおこないます。
お菓子のパッケージ等でよく見かける六面体の箱型商品等は、正面・天面・側面の3つの面がカメラから見えるように置いて撮影するのが基本になります。
商品の置き方とカメラの位置関係の比較としてサンプルを用意して検証をする。
直方体のお菓子の箱をサンプル用として用意をする。
レンズは24mm~70mmを使用しています。
バランスが良く、立体感がある撮影。
右側の撮影写真は、商品を撮影した時の光源の位置関係です。
ポイントとしては、正面を基準に、天面はやや明るめに、側面は、やや暗めになるようにすると、それぞれの面の明るさに変化をつける事で立体感を出す事が出来ます。

立体感が乏しい置き方
天面と側面が同じ幅になるように撮影をしてしまうと、商品の立体感が乏しくなります。

天面が見えないカメラポジション
正面と側面の2面しか見えないと、平面的な感じに見えてしまいます。

カメラが傾いている状態
カメラが全面に傾いている状態で撮影をしてしまうと、上部が大きくなってしまい、頭でっかちな感じに見えてしまいます。

真上から正面の状態
商品を倒して寝かせてカメラを真下に向けて撮影したものです。
歪みがない状態で撮影されていますが、寝かせた状態で撮影している分、商品の厚みの影が背景に濃く出てきてしまっています。

正対して正面
商品を立てて、カメラと正対して正面を撮影したサンプル。
今回は、広角レンズを使用して撮影しておりますが、
広角よりも望遠レンズを使用して撮影した方が商品の歪みを抑える事が出来ます。